Shikada Maki

ビューティ & ヘルスコンシェルジュ

出版社に入社し、35年以上にわたり
ラグジュアリー婦人誌の編集者として勤務。
アンチエイジング美容、アンチエイジングに関する
メディカルヘルスや漢方医学の
ジャンルを専門とする。
幸せに生きるためのスピリチュアル関連も手がける。

更年期なんてこわくない

vol.8

「今までと違う」
更年期のサインを見逃さないで!

シワや肌荒れなどのスキンケアや体調の整え方が、今までとは同じ方法では通用しなくなったときが、プレ更年期による体調変化のサインです。もしかして、更年期?と心の準備をするだけでも慌てずに受け取れるでしょう。

目の下の一筋のシワが消えない!
プレ更年期のサインだったとは……

目の下に一筋のシワが深く入ったときのこと。それまでは、アイクリームを朝晩丁寧に使うと薄くなっていたシワが、いっこうに戻らなくなり、夕方にはファンデーションが入り込んみ、見た目がお疲れモードになる日々が続きました。目の乾燥予防にロート製薬の目薬をさし、目元の血流改善にKaoのめぐリズムのアイマスクを試し、ラ・プレリーの贅沢なアイクリームで対応するという今までと同じ対処法で切り抜けようとしていましたが、眼下のシワは深く刻み込まれたまま。美容医療に駆け込もうかと悩んでいました。
体、肌、気持ちの状態がいつもとなにかが違う感覚が気になるようになり、回復力が遅いと感じ始めたら、プレ更年期のサインかもしれません。私の場合は目もとのシワが、体に変化が起きているサインを送っていたのでしょう。しかし、40代は気力もエネルギーもあり、ただの疲れだからなんとかなるとの思い込みが、小さなサインを無視する結果となりました。

サインが教えていたのは
災難級のトラブル!

サインが現実として現れたのが、発熱したときのことでした。これまでと同じように医師による処方薬を飲んで養生をすれば回復すると信じ、寝込んでいたところ、背中にチクチクした感覚が。気がついたら、頭皮や顔、全身に至り赤紫にみみず腫れが広範囲に広がり、ボコボコに腫れ上がり、皮膚に熱がこもり、痒みが全身を襲い、今まで経験したことのない症状に呆然としました。医師の診断では蕁麻疹。抗ヒスタミン剤と痒み止めの薬を処方してもらい、3日間は重湯のみの指示でした。
蕁麻疹は、食べ物や虫刺され、薬剤などはっきりした原因がなくても起こりうるとのこと。医師の説明では、疲労、ストレス、寝不足などによる身体的、精神的な要因により免疫力が低下することが引き金の一つで、ホルモンバランスの変化も影響することがあるとの説明。つまり、私の場合はウイルス感染により免疫力の低下でバランスが崩れ、更年期による女性ホルモンの減少や皮膚バリアの機能低下など複合的に絡み合って、蕁麻疹として現れたのではないかとのことです。

今までの対応が通じなくなるのが
更年期からの変化

目の下の一筋のシワが、体の変化を予告し、それが更年期の始まりだったなんて、よもや思いもよりませんでした。40代はまだ十分な回復力が備わるので、美容に関しても、高機能のスキンケアでケアをし、エステ、美容医療で悩み別に応じた対処をする攻めの美容を繰り返していました。しかし、蕁麻疹により、心身のコンディションが肌に直接的に現れることを経験して以来、攻める方法だけでは、どうにもならない。更年期に合わせた対応に見直すことが必要だと身をもって知りました。

“スキンケアは体調に合わせる”
肌の食事療法という
考え方の転換が必要なとき

病後回復には、消化のよいお粥などで胃腸の調子を整えながら、体調を回復さえていくように、肌にも養生が必要になるのが更年期です。揺らいでいる肌に必要なのは、徹底的に乾燥を防ぎ、炎症を抑える“おくるみ”のような肌表面を守るスキンケアになります。弱っているときに慌てて、高機能美容液をプラスするとかえって反応が起きてしまうこともあります。蕁麻疹をとおして、肌も臓器であると自覚し、スキンケアは肌の食事なのだと実感せざる得ない経験でした。  

自分の肌に適した方法を見つけることが
アンチエイジング

当時の私のおくるみスキンケアは、玉樹の「スペシャルソープ」「スペシャルL」(化粧水)と「スペシャルE」(美容オイル)。最高の天然成分を配合したビタミンEのオイルは抗酸化作用、バリア機能や新陳代謝のサポートに優れ、不安定な肌を預けられるお守りのような存在でした。
更年期に差し掛かると、心身、肌ともに安定しないのは確かです。人生の転換期を迎えたと腹を括り、変化の状況を観察しながら、乗り越える対策を立てることが、大災難を免れる手立てでしょう。私の場合は、蕁麻疹で弱り切ったときに使うクリニック処方のワセリン系、調子が安定しないときのおくるみ系スキンケア、調子がいいときには高機能スキンケアと、状態に合わせて3セットを常備し、肌の調子によって、使用量や使用方法を変えるなど、その時々の対応で乗り越えました。まさに、食養生と同じ考え方です。
蕁麻疹体質はその後10年続くことになりましたが、10年後には本格的なエイジングとして新たな変化が起き始めます。しかし、更年期の間の経験と知恵は生かされるので、キレイを保つために、味方を一つずつ増やし、自分を応援していきましょう。



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揺らぎやすい肌を癒す
スキンケアを見つけると安心。
「TOPA」シリーズはいかがでしょうか

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肌が弱いときには、石鹸の成分や製法は気にするべき点が多くあります。この「オレンジサボン」は、熟成に1ヶ月かかるコールドプロセス製法を採用し、非加熱ゆえには配合されている8種類のハーブエキスが作用し、しっとりと洗い上がります。泡洗顔すれば、刺激も受けないでしょう。その後に、温泉水ベースのフェイスローション、エッセンス、モイスチャーミルクで保湿します。高機能スキンケアを使い慣れている肌には、物足りないかもしれませんが、使い続けるうちに、終日乾燥を感じない肌へと整えます。

蕁麻疹など、肌に問題が起きた後の回復過程では、全身の肌荒れや乾燥が気になり、精神的にもイライラを引き起こす要因になるので、ボディケアも用意しておくと心強いでしょう。
「リフレッシュウォーター」は天然温泉水100%で、ミネラルや保湿成分が豊富。肌が泉質に合えば、全身を潤すのに重宝します。汗をかいた肌のリフレッシュナーとしても使え、便利な一品です。「オーガニックベビーオイル」は赤ちゃんでも使用できるバオバブオイル配合で、ベタつきがなくさらりとした使い心地。顔や全身の保湿はもちろん、髪や爪にも効果的です。「バーム」は、目元、唇、爪の根元など部分の保湿やハンドクリームとしても活躍。ベトつかずにさらりとした使用感で、しっとりと整えます。ポーチに一つ入れておくと便利でしょう。