Shikada Maki

ビューティ & ヘルスコンシェルジュ

出版社に入社し、35年以上にわたり
ラグジュアリー婦人誌の編集者として勤務。
アンチエイジング美容、アンチエイジングに関する
メディカルヘルスや漢方医学の
ジャンルを専門とする。
幸せに生きるためのスピリチュアル関連も手がける。

更年期なんてこわくない

vol.2

更年期の初期症状は
手に負えない肌変化!

私が経験した更年期の日々の困りごとを取り上げながら、
キレイに生きるヒントを分かち合っていきたいと思います



女性ホルモン分泌の低下が肌を直撃!
乾燥の度合いが半端ない

もしかして更年期!? ただならぬ自覚症状を感じ始めたのが42〜43歳頃からでした。月経の様子も変調しているし、怪しい……。しかも、忙しすぎて常に不調続き。
日本人女性の平均閉経年齢が50.5歳。その前後約5年間の10年間くらいを女性ホルモン分泌の急激な低下に伴う諸症状が起きる更年期という人生の期間です。たとえ学生時代に体育会で身体能力には自信がある、風邪もひかないのが自慢と思っている女性でも等しく更年期は訪れるのです。とうことは同級生が全員、更年期! みんなで分かち合えば、更年期なんてこわくないと思いたいところでしょう。

しかし、その症状には個人差があるのが特徴です。私の場合は多岐にわたって症状がありましたが、直撃は肌質の変化です。夏の汗ばむ時期で、炎天下と冷房の繰り返しをしていれば自ずと肌は乾燥するのですが、汗が引くとかゆい。寝ている間も知らずに掻いた形跡があるのです。汗をかいたら化粧水もグッと入っていくはずなのに肌表面に留まっている感覚。拡大鏡でよく見ると、肌質が干物の皮のようにメラッとこわばったように見える。
女性ホルモンのエストロゲンの皮膚に対する作用は、皮膚の含水量の増加、弾力繊維を合成するコラーゲン、エラスチンの合成促進、ハリや潤いを抱えるヒアロルン酸の合成などです。
女性ホルモンの低下により、まず感じる肌症状は乾燥の激化が挙げられるでしょう。肌が乾燥すると角質層のバリア機能が低下することにより、チクチクしたりかゆみが生じ始めます。手荒く扱うとバリア機能がめくれたようになり、肌を守ってくれなくなるので、紫外線やホコリや空調など外的環境の影響をまともに受け、乾燥、シミ、シワを加速化してしまう。まさに更年期肌!というわけです。

更年期は次なる人生の始まり。
美容法も変えないと、この転換期にはついていけない

そこで、美の原点を教えてくださった故・佐伯チズ先生の元へ駆け込みました。「あなたの肌は病気やけがをしていると思いなさい。病気の体にキャビアは受け付ない。七分粥で回復させていくでしょう」と、これまで使っていた高級スキンケアは禁止。石鹸洗顔禁止。化粧を落とすクレンジングはクリームクレンジグに変更。とにかく摩擦をしない、肌に直接触れない、肌に残ったかすかな脂分まで洗い流さないことが大切です。
クリームクレンジングは顔に5点置きをして、力の入らない小指と薬指の腹を使って、クリームを滑らしながら、顔の中央から耳に向かって、額の中央からこめかみに向かって、顎先から耳たぶに向かって、額の中央から鼻筋に向かって、目のまわりは、上下ともこめかみを起点に目頭へ。小鼻周りのみ薬指で軽く円を描く手法を守ることです。そして肌に触れないようにうまく洗い流すか、コットンに水をたっぷり含ませ、拭うくらいデリケートに肌を扱いましょう。
更年期のイライラ現象なのか、気がつくとクレンジングでさえかなり力が入っている。今までの癖を正さないといけません。クレンジング後は、肌が少し湿っている状態で、角質層を保護するクリームを薄く塗布。包帯の役割です。肌が乾燥したら、放置せずにファンデーションの上からでも保護クリームを優しくトントンとのせて防御します。
更年期はキレイの転換期に入ったサインと受け止め、「いたわる美容」に切り変えるとき、と肌が知らせてくれたようです。

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古谷尚子

Naoko Furuya

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きもの雑誌の編集長を経て独立。陶芸、書道、華道、茶道を嗜み、文楽を愛す。

Eita

Eita

ヘア&メイクアップアーティスト パリにて20年間活躍。国内外のセレブリティから支持される。

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Maki Shikada

アンチエイジング健康&美容コンシェルジュ30年以上の取材や最新情報を豊かに生きる情報としてお届け

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ビジネスコンシェルジュ

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アートプロデューサー

アートフェアディレクターを経て企業・地域・個人のアドバイザーとして活躍。