私が経験した更年期の日々の困りごとを取り上げながら、キレイに生きるヒントを分かち合っていきたいと思います。

前兆なく襲いかかるホットフラッシュ。
覚悟を決めて、知恵で乗り切りましょう
ある日、同い年の女友達から電話があり「たいへん! 昨夜、睡眠中に急に体がカーッと熱くなったと思ったら、大汗をかきだして。もしかしたら、脳溢血とか? 病院行ったほうがいい?」と慌てた様子。「それは、更年期のホットフラッシュでは? 脳外科より婦人科に行ってください」。笑えるエピソードですが、更年期の初期症状で引き起こるのが、ホットフラッシュ。私の場合も予兆なく突然やってきました。朝、きちんとメイクをして駅で電車を待っていたほんの数分間に、額、耳の脇、首の後ろの髪生え際から止めようがないほど汗が滴りはじめ、メイクは崩れるし、背中がじっとりし服は汗まみれ。汗は1〜2分続き、ドッとかいたあとはピタッと止まりました。それ以来、タオルハンカチと扇子を1年中手放せない状態。ホットフラッシュの症状は、卵巣機能が低下する中でエストロゲンの分泌が減少していくことから引き起こります。本来、汗は体温をコントロールするための働きで自律神経が役割を果たし、脳の視床下部から指令が出ます。視床下部は女性ホルモンの分泌のコントロールタワーでもあります。卵巣機能の加齢で女性ホルモンの分泌が低下してくると視床下部が混乱をして、自律神経に影響を与え、いわゆるホットフラッシュと呼ばれる症状となって現れるのです。

1.手に適量とり、汗をかきやすい体の肌に塗布します。「熱中症対策 肌キンキンウォーター/小林製薬」 2.肌温度−3度の厚手シートで冷やしたい部位を冷却します。「ビオレ冷タオル b1 /花王」 3.額や首もと、脇の汗を消臭してひんやりをキープします。「 ビオレ Zero さらさらパウダーシート a1 /花王」 4.−30度のジェット冷気でほてった頭をスッキリとさせます。 「アイスノン 頭を冷やすスプレー GOLD /白元アース」
今までと同じでは対処できない。
ホットフラッシュグッズを揃えて
いつも“キレイな人”で過ごしましょう
そこで、ひとまわり年上の先輩にどのように対応したのかをうかがいました。先輩の時代は、50代の女性の社員が少なく、よもや“更年期”なんて人に言えるような風潮ではない時代。なぜ、冬なのに汗をかいているのか、周囲には理解されない状況でした。先輩はシルクのカットソーを何枚も同色で揃えて、汗をかくたびに着替えたという話。ホットフラッシュは、火照って汗をかいたかと思うと、体の冷えを感じるので、吸湿性と保温性に富んだシルク素材が最適だったそうです。さらに、バックの中に保冷剤を常備して、カーッときたら首の後ろに当ててその場をしのいだと言います。私の場合は、汗で冷えないように下着メーカーのピュアコットンやシルクの肌着を利用しました。そして、保冷剤の代わりに、頭皮用の冷却スプレーが活躍。頭皮からの汗がひどかったので、頭を冷やすことで一時的に収まりました。パジャマも天然素材に変えて、アイスノンの水枕を枕元に備え、暑くなって飛び起きたら頭部を冷やすようにしていました。今はユニクロのエアリズムや、汗や冷えに強い高機能で肌触りのいい肌着を探すことができます。猛暑により巷に溢れる暑さ対策グッズも大いに活用でき、ハンディの扇風機やネッククーラーなども便利です。ハンカチを瞬間冷却できるアイスノンの瞬間氷スプレーは、顔の火照りを抑えるのに使えそうです。ちなみに、スポーツやアウトドア用の高機能素材で、汗を気化熱に変えて冷却する素材や温熱に変える素材は、オフィス内ではその効果が強すぎて、逆に冷えたり蒸れたりしたので、1日外で過ごす日に選ぶといいでしょう。
ホットフラッシュの継続期間は1年から10年と個人差があるようです。バッグの中の対策グッズは増えてしまいますが、身だしなみと思い取り揃えておくと慌てないはずです。問題は洋服の汗染み。自律神経系の汗なので黄身がかった汗になります。更年期はこれまでとは異なるライフステージ。知恵と賢い対策で、新しい“キレイ”を身につけるときなのです。